束の間の晴れですが、気温も高くなって来ました。
皆様も熱中症に気をつけて、御安全に。
今回は、木造住宅についての豆知識をご紹介致します。
木造住宅の耐用年数
一般住宅にも多く見られる木造住宅には耐用年数が決められていますが、耐用年数=寿命ではなく、税務上の基準で決められる法定耐用年数や、工学的判断に基づき決定される物理的耐用年数、また市場価値で決められる経済的耐用年数など、さまざまな種類があります。
法定耐用年数
住宅は減価償却材に含まれます。法律によって減価償却資産の耐用年数等に関する省令に定められているのが法定耐用年数であり、課税の公平性を図るための税務上の基準として定められています。
税務の便宜上定められている目安であるため、実際の状態に即しているわけではありません。
木造住宅・店舗用建物の法定耐用年数
木造 22年
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm以下) 19年
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3~4mm以下) 27年
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚4mm超) 34年
鉄筋コンクリート造 47年
物理的耐用年数
中古の木造住宅であれば、柱や梁といった構造部分や壁や屋根材などすべての建築部材が、物理的な劣化をしています。それらの工学的判断に基づいて決定されたのが、物理的耐用年数です。
一般的に木造住宅全体の物理的耐用年数は65年程度と考えられています。
同一環境下で同一の材料であれば同一の耐用年数となりますが、住宅を建てた気候、木材の種類やメンテナンス状態によっても異なるため、あくまで目安のひとつです。
木造住宅の耐用年数と寿命の違い
住宅の耐用年数と寿命は全く違うものです。耐用年数とは主に法定耐用年数のことを指していて、不動産の減価償却費用を計算するために国が一律で設定した年数のことを指します。
木造住宅の耐用年数は22年で、鉄筋コンクリート造の住宅に比べてかなり寿命は短めです。
不動産価値を公平に算出するために国が設定した耐用年数は22年に達したからといって、そこに住めなくなったりメンテナンスが必要になったりするわけではありません。
木造住宅の本来の寿命は約80年と言われることもあります。80年以上の木造建築物も御座います。
日頃から、こまめなお手入れをする
木造住宅の寿命を伸ばすためには、日頃から住宅全体をこまめに掃除。
特に外回りと水回りは腐食や老朽化しやすいため、外回りは主に外壁のひび割れや雨樋の詰まり、
割れがないかどうかを確認するようにしてください。水回りはこまめに掃除してカビやサビを防止すると老朽化を防ぎます。5年、10年、15年と定期的な点検、メンテナンスをすることで建物の寿命も永くなります。
外壁の塗装やベランダ屋根の防水工事を御考えの方は、
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